野外活動専用サーモグラフィカメラ 「FLIR Scoutシリーズ」活用レポート

野外活動専用サーモグラフィカメラ

「FLIR Scoutシリーズ」活用レポート

京都府立大学に通う田村恭平さんは、幼少のころから動植物に触れることが好きで、現在は北海道は知床半島、南は沖縄・西表島へと全国的に活動しています。田村さんは現在、屋外観測用式サーモグラフィカメラ「FLIR Scout」活用し、ライフワークとも言える様々な自然環境観察に活用されています。

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屋外観測用式サーモグラフィカメラ FLIR Scout

 

京都府立大学院 森林学科に所属する田村恭平さんに質問形式で、どのようにFLIR Scoutシリーズを活用されているのか聞いていきます。

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京都府立大学院 森林学科所属 修士課程2年 田村恭平さん 

FLIR:自己紹介をお願します。
田村さん:京都府立大学院 森林学科に所属の修士課程2年です。

FLIR:どのような研究をされていますか?
田村さん:山地河川部の砂防研究がメインでそれに関連する魚類や動物の生体等も調査しています。
FLIR:サーモグラフィカメラ「FLIR Scoutシリーズ」はどのように活用されていますか?
田村さん:調査時に携行しています。勿論ヘッドライト等も使用しますが、熱を感知し映像化出来る「Scout」は小型で重宝しています。

FLIR:どんな場面で使用されていますか?

田村さん:大きく2つあります。山間部の天気は変わりやすく「霧」が発生します。この「Scout」は赤外線を検知しているので「霧」の向こう側を映像化してくれます。もう一つは野生動物の位置の把握です。夜間の山中は街頭が無いので真っ暗です。野生動物達は“音はすれども姿は見えない”事が多いので一切の灯りが無い場所でも野生動物が温度として映像化されると安心して活動出来ます。

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Scoutで川の中に熱源を発見 

FLIR:他にはどのような活動をされていますか?
田村さん:大学の研究とは直接関係は無いのですが最近狩猟を始めました。主に京都北部の山中で鹿や鳥を追いかけています。狩猟時も大変役に立っています。遠方にいて気づきにくい野生動物を映像化してくれるので、活用前に比べると捜索時間が大幅に短くなりました。
FLIR:「Scout」についてご感想をお聞かせ下さい。
田村さん:大学の調査や狩猟で大変有効なツールです。先日は西表島へも携帯しました。
バッテリー駆動、軽量、片手操作と大変満足しています。

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狩猟時にScoutを活用

 

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